現行の強姦罪に関する確立した判例実務では、男性器が女性器に挿入されたことをもって強姦罪の既遂とされます。そのため当初から肛門に男性器を挿入することを意図していた場合強姦罪は適用されず一般により犯情が軽いとされる強制わいせつ罪が成立するにとどまる(東京地判平成4年2月17日)。また、被害者が男である場合も強姦罪は適用されず、強制わいせつ罪が成立するにとどまります。
関連事件
2003年7月29日、多摩地区を中心に15件の婦女暴行を繰り返した36歳(当時)の男性が、警視庁捜査一課により逮捕されました。加害者は女性の肛門に男性器を挿入する手口で犯行に及んだため、強制わいせつ致傷の罪に問われたものの、強姦罪は適用されませんでした。加害者は強姦罪になるのを免れるため肛門を狙ったと供述しました。